Botpress-LINEプロジェクトとは、Botpressを「LINE」に接続するコネクタを開発するオープンソースのプロジェクトです。
Botpressは、標準でFacebook Messenger等いくつかのメッセージングチャネルに繋がるコネクタを持っています。しかし、日本で最も普及しているLINEについては、現時点では標準的なコネクタがありません。そのため、LINE用のコネクタをサードパーティとして開発して公開することで、BotpressのボットをLINEからでも使えるようにします。
プロジェクトの進捗やリリースについては、本サイトで状況をお知らせします。関心のある方は、Chatbot TodayのTwitterアカウントをフォローしてください!
リリース
v0.2.1 (2021/10/2)
https://github.com/petitroto/botpress-line/releases/download/v0.2.1/channel-line-v0.2.1.tgz
対応Botpressバージョン:v12.26.0以降(v12.26.3で動作確認済)
前提
このモジュールを利用いただく方は、Botpressの使い方について知識があることを前提としています。Botpressについてご存知ない方には、以下の書籍をおすすめします。
インストール方法
①LINEのチャネルの作成
- LINE Developersコンソールを開く https://developers.line.biz/
- チャネルを作成する
- Basic settingsタブで、Channel secretをコピーして控える
- Messaging APIタブで、Channel access tokenを発行して控える
②Botpressの公開URLのHTTPS化
- ローカルならngrok、サーバーならNginxとLet's Encryptなどで、Botpressへhttpsでアクセス可能にする
- そのURLをbotpress.config.jsonのexternalUrlに設定する(あるいは環境変数EXTERNAL_URLで指定してBotpressを起動する)
※サーバー構築方法はこちらの記事で紹介しています。
③Channel-LINEモジュールのインストール
- Botpress管理パネルのModulesページを開く
- 右上のUpload Moduleボタンから channel-line-vX.X.X.tgz ファイルをアップロードする
- 表示されるRestartボタンでBotpressを再起動する
- Compressed Modules欄にあるchannel-lineのUnpack Moduleボタンを押す
- Stable Modulesの「Channel - LINE」のスイッチをONにする
④Channel-LINEモジュールの設定
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LINEに接続したいボットのスタジオを開き、Code Editorページを開く
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左のファイルリストのModule ConfigurationsのGlobalフォルダにあるchannel-line.jsonの上で「右クリック」(Macなら副ボタン≒2本指でクリック)して「Duplicate to current bot」を押す (図解)
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Current Botフォルダに生成されたchannel-line.jsonを開いて以下のように設定
- enabled: trueに設定
- channelAccessToken: 控えておいたChannel access tokenをペースト
- channelSecret: 控えておいたChannel secretをペースト
- Botpressを再起動
- コンソールに表示されるwebhook endpointをコピーして控える(Mod[channel-line] Line webhook listening at から始まる行)
⑤LINEのチャネルのWebhook設定
- LINE Developersコンソールを開く https://developers.line.biz/
- Messaging APIタブを開く
- webhook settings欄にあるEditボタンを押して、控えておいたwebhook endpointを設定する
- Use webhookのスイッチをONにする
- (Auto-reply messagesがEnabledならDisabledに変更する)
以上の設定で、LINEチャネルへの入力に応答するようになります。
開発リポジトリ
以下のリポジトリで開発しています。フィードバックや開発協力は歓迎します。